コラム

2023年7月13日

クサビ式足場の紹介◆Aタイプ・Bタイプ・Cタイプの特徴を説明します

足場には大きく分けて、「枠組足場」「クサビ式足場」「単管足場」「次世代足場」の4種類に分類することができます。
本記事では、クサビ式足場について詳しく紹介します。

クサビ式足場は、手すりやブラケットについた「クサビ」を、支柱のポケットにハンマーで打ち込んで緊結する足場です。
特徴としては、ハンマー1本で組立・解体が可能で、枠組足場や単管足場と比較して短期間での施工が可能でコストパフォーマンスに優れています。
従来は戸建て住宅や、低層の建築物に多く利用されてきましたが、法改正により30m以上の中高層の建築物にも利用されることが多くなってきました。
 

 
クサビ足場の種類
クサビ足場にはAタイプ・Bタイプ・Cタイプの3種類があります。

Aタイプ

Aクサビ足場の中で最も流通量が多く、低層の住宅から中高層の建物に使用されています。コマのピッチは450mmで1段の高さが1800mmになります。
信和のキャッチャーAタイプ、平和技研のビルダー、KRHのKRH SYSTEM、その他多くのメーカーで取扱いがあります。

 

Bタイプ

Bタイプはビケ足場とも呼ばれ、戸建ての住宅でよく使用されています。AタイプやCタイプとは異なり、コマのピッチが475mmで1段の高さが1900mmなのが大きな特徴です。
また、踏板にもクサビが付いていて、足場の安定性が増しますが、施工の手間が増えてしまいます。主にダイサンのビケ足場、信和のキャッチャーBタイプ、平和技研のビルダーα、その他メーカーの取り扱いがあります。

 

Cタイプ

Cタイプは独自のクサビの形をしていて、平らな形が特徴です。施工性は増しますが、横揺れが大きいことがデメリットとなっています。3種類の中で最も流通量が少なく、販売価格も高いことから、入手が難しくなっています。

 

まとめ

クサビ足場の流通量はAタイプが50%と最も多く、次いでBタイプ、Cタイプは最も流通量が少なくなっています。流通量が多いAタイプが、購入・レンタル共にコストが安いので、新たに導入する方にはおすすめです。
また、Bタイプは戸建て住宅には向いていますが、中高層の建物には不向きです。今後、中高層の建物の施工の可能性がある場合にはAタイプを選ぶのが良いでしょう。

日本足場レンタルでは、Aタイプのクサビ足場を大量に保有しています。
メーカーとの直接取引も行っているので、新品の販売でもコストを抑えた提案をすることができます。
レンタルでも販売でも、クサビ足場の導入を検討している方はぜひご相談ください!

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