コラム

2023年7月12日

足場材は購入・レンタル・リースどれがおすすめ?それぞれのメリットを解説します

足場材は建設工事において必須の材料です。
しかしその足場材を購入するには膨大な資金が必要になります。
本記事では、足場材を用意する手段によるメリット・デメリットを紹介します。

購入・リース・レンタルの違い

・購入

ここでは、リース契約と区別する意味で、一括で支払をして足場材を購入する方法を「購入」といいます。購入は売上が発生するよりも先にまとまってお金が出ていくため、資金的な余力が必要となります。

 

・リース

リース会社を通して、分割で足場材を購入する方法を「リース」といいます。

契約期間が満了すれば自社の資産になりますが、レンタルとは異なり途中で契約を解除することは原則できません。

 

・レンタル

現場単位で必要な分だけ、期間に応じて借りる形態を「レンタル」といいます。

借りた分の費用しかかからないため、余分な費用はかかりません。

 

それぞれのメリット・デメリット

初期費用(イニシャルコスト)

・購入

戸建ての住宅でも数十万円から数百万円の資材購入の費用がかかり、大規模な集合住宅や商業ビルだと数千万円の資材購入の費用がかかります。

これはあくまで1棟分の金額なので、いくつもの現場の分を用意するためには、さらに莫大な費用がかかることになり、その資金を全部調達することは難しいです。

 

・リース

初期費用はかかりません。

ただし、リース会社の審査を受ける必要があり、リース会社の審査の結果により、購入資金の上限や金利の負担が決定します。

 

・レンタル

初期費用は原則かかりませんが、契約時に保証金を預けなくてはならない場合があります。

 

資材にかかる費用 (ランニングコスト)

・購入

毎月の費用はかかりません。

ただし、自社の資産を長く使うためには、メンテナンスや点検のための費用(人件費など)が少なからず発生します。

 

・リース

リースの場合、月々のリース料が発生します。

一括購入の場合と異なり、分割購入となる分、割賦手数料(金利)の負担も発生します。

年利4~6%程度(与信により異なります)、5年間均等支払では購入金額の約10%の金利コストが発生します。

 

・レンタル

借りる品目・数量・期間に応じて費用が発生します。

その他、レンタルの際の運搬コストなどが発生します。

 

管理費用 (ランニングコスト)

・購入、リース

毎月の資材の費用はかかりませんが、それを保管するためのヤードの費用や、入出荷をするための人件費がかかります。また資材は高価で盗難のリスクも高いため、セキュリティ等の費用もかかります。

現場から返ってきた資材に不具合があれば、それを修理するための費用がかかります。

 

・レンタル

資材の管理はレンタル会社が行うため、特に費用はかかりません。

ただし、レンタル会社へ返却した資材に不具合があれば、修理や滅失の費用がかかる可能性があります。

 

個別原価管理

・購入、リース

資材の入出庫を現場別に把握するためには、大きな労力が必要です。足場業者の多くは、そこまでの管理はしていないことが多いでしょう。

 

・レンタル

レンタルの場合、現場別に請求書が発行されるのでどの現場でどのくらいの費用がかかったかを明確にすることができます。現場にかかる費用を正確に把握することは、事業を行う方にとって大切なことです。

 

繁忙期と閑散期を考慮した 費用の検討

建設業には繁忙期と閑散期があり、時期によって必要となる資材の数量も大きく変動します。繁忙期に合わせて資材を購入すると、閑散期に使用しない資材が余ることになります。例えば、閑散期に現場が回せるくらいの資材を購入し、それ以上の資材が必要になったときだけレンタルの資材を使用すれば、無駄な費用を抑えることができます。

 

 

まとめ

本記事では、資材の購入やリース、レンタルのメリット・デメリットを説明しました。

会社の状況によって最適な方法は異なるので、会社に合った方法で資材を導入することが大切です。

 

日本足場レンタルでは、資材の販売やレンタルに幅広く対応することができます。

見積だけ、相談だけでもまずはご連絡ください。

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